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近所に住む、うちのおばあちゃんを訪問。
85歳なのだが、全く年齢を感じさせない若々しい人だ。
話しているうちに女学校の生徒さんと話している気がしてくる。
好奇心旺盛で見掛けもとても若い。
毎日が楽しくって、おかしくって仕方ない様です。
一緒に話しているとこっちまで元気になってきて、
頑張れば何でもできてしまう気がしてくる。
不思議な人です。
<おばあちゃん語録>
- あたしの好きな言葉は「ケ・セラ・セラ」
- 今日は一生で一番素敵な日なの、と毎日思うことにしてるの。
- 時々、自分がおばあちゃんだった事をすっかり忘れて、鏡を見てビックリするのよ。
- あたし怖い人なんていない。みんな同じ人間だもの。たとえ泥棒が来たって、「あなたいくら欲しいの?」といえばいいのよ。欲しがる額をあげるだけ。恐れることはないわ。
- 誰とでも仲良くなれる方法を教えてあげるわ。
知らない人に会うでしょ、そしたら絶対名前を聞くの。
それで後でノートにその人の名前を書いとくの。
そして次に会った時には必ず名前で呼んであげるの。
誰にだって名前があるの。
「あのぅ」とか、「すみませんが」じゃなくて「○○さん」って名前で呼ばれたいでしょ。
- 机にはいつも国語辞典、英和辞典、漢和辞典。知らない単語や漢字を見聞きしたら、その日のうちに調べて、その日のうちに絶対覚えるの。ちなみに“dictionary”は「字ぃひく書なりぃ」と覚えるの。
- ねえねえ「薔薇」って書ける?「檸檬」は?あたし書けるわ。素敵な字よ。みんな書けるべきだわ。
女学校を出て、戦前の三井物産で元祖OL。
夏はハイキング、冬にはスキーのモダンガール。
海軍軍人と結婚して寿退社。
どうせ東京中が空襲で焼けちゃうんだし、
どうせあたしたちも死んじゃうんだし、(おじいちゃんは特攻隊員でした)
どこでも善いや、と適当に決めた文京区本郷の家が
意外にも焼けなくて、二人も何故か死ななかったので、
今でもそこに住んでます。
でもおじいちゃんはおととし亡くなりました。
そんな彼女ももう85歳なので、つい縁起でもない事を考えてしまいます。
近所にいると、かえって足が向かないものです。
早くあそびに行かなくちゃ、とずっと心残りだったので、
今日、遊びにいけて本当によかった。
慰問したつもりが、こっちが慰問されちゃたよ。
サンプルの化粧水キットをあげたら大変気に入ってくれました。
「若返ったらどうしましょう、だれもあたしだって分からなくなるわ!」
…まじめに心配してました。
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