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わたしが起業にいたった理由には色々とありますが、そのうちのひとつは
家事をちゃんとこなして、奥さんとの関係を回復させたい、ということでした。
この話って、なかなか他人に理解してもらえないので、あまり他人には言っていえませんねー。
起業家としては異色の理由ではないでしょうか?
(もちろん他にも色々な理由があり、これが主な理由というわけではありません)
5年前に同居をはじめた時の約束は家事の両立でした。
結構最近のカップル・夫婦では、こういうことは結構普通なのかもしれませんけど
私達の場合は、これが、日本国憲法並に、特に重要なポイントでした。
(そもそもの出会いが、対等なルームシェア仲間、という関係でしたので)
・・・最初の頃は本当にうまく行ってました。
昔は、奥さんは新聞社の遅番でした。
私が先に家に帰り夕飯を作り、いつも二人で一緒に食べてました。
また最初の会社を辞めて1年くらい遊んでた時期があったのですが、そのときは主夫として完璧に家事をこなしていました。
2つめの会社で仕事の面白さに目覚めて、朝から晩まで会社に入り浸っていました。
それほど遅くまで仕事はしなかったのですが、
- 夕飯を作ることなどほとんどありませんでした。
- 日中家にいないため、洗濯もしません。
- 夜は掃除機をかけられないため、掃除もしません。
- 会社ですべてを出し切って、家に帰る頃には疲れていて家事をやる余力が残っていませんでした。
家事論争の勃発です。
奥さんはフリーライターなのでたいてい家で仕事しますので、片手間に家事が出来ちゃいます。
そうすると家事の分担比重が奥さんがわにかなり偏りが生じてきます。
あと、私が、家事をやってもらっていることに感謝しない、というのも火種のひとつでした。
心の底ではすまないなあ、とは思っていても、なかなか口に出すことはしません。
別に照れる、とかそういう理由ではなく、単なる言い忘れです。
毎度毎度のことって感謝することを忘れてしまいますよね。特に身内だと。
・・・私が家事をやらない、ということよりも本当はここのところの方が問題だったと思います。
ありがとう、おいしかったよ、と一言言えば済むことなのですが、
こんな簡単なことがなかなか出来ません。
夕飯食べるのか食べないのか、食べるなら帰宅時間を電話して欲しいとも言われましたが、仕事に熱中してると、電話するのはつい忘れてしまいます。
家事論争の喧嘩がたえませんでした。
私はあんたのメイドじゃない、とよく言われました。
でも、外の仕事を抱えているとなかなか家事は出来ません。
ありがとう、も毎度毎度言い忘れます。
夫婦仲がかなり悪化。
会社を辞めて、起業にいたると、私は家でも仕事が出来るようになりました。
そうすると片手間に家事も出来ます。
煮物を作りながら原料メーカーと電話で打ち合わせするとか、
朝食後に夕飯の準備をして、オフィスに向かい、早めに帰ってきて夕飯を仕上げて、
夕食後に家でメールをチェックする、とか。
合間、合間の家事は仕事の息抜きにもなりますしね。
月代わりで夕飯当番をきめました。
今月は私の番です。
会社をやめてから数ヶ月たち、ようやく奥さんに認められてきたように感じます。
この話って、なかなか他人に理解してもらえないので、あまり他人にはいえませんねー。
(ところで奥さんは別に鬼嫁なわけではありません。誤解なきよう)
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[今日の出来事]
- 朝いちで洗濯、自転車で出勤
- 11月後半の計画立案
- 奥さんとオフィスで落ち合い、鍼灸学校合格祝いの宴ランチ
- ウェブデザイン打ち合わせ
- 奥さんとモニターテストに関する方針打ち合わせ
- メール処理
- 8時に帰宅。大急ぎで夕飯の準備。かにクリームスパゲッティを作る。
- おうちで仕事の続き。勉強。
興味深いと思った関連リンクです。